SCD-1003
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個体名:シルフェ
案内クラス:Xeno
対応:SCD-1003は超次元的な能力を有することから、体系的な対応手段はありません。
SCD-1003が被害を発生させる可能性は低いとされていますが、悪意や害意を以てSCD-1003に接した場合には安全の保証はいたしかねます。

説明:SCD-1003は貴族的な振る舞いを見せるサキュバスです。
SCD-1003はサキュバスの中では珍しく性行為に積極的ではなく、また性行為を行う相手を選びます。そのため、強引な性行為によって人間を襲うことはなく、遭遇した際の危険性は軽微です。
SCD-1003は夢世界上に屋敷を所有しており、そこに定住しています。
SCD-1003の屋敷のホールではSCD-1003との取引相手である様々な夢世界人物が商談のために来訪しており、社交的な場としても活用されています。
SCD-1003は人間に対して友好的で、人間が夢世界上で活動するための場であるパルフィス密教会とは密接な他、自らの屋敷に訪れた夢世界人物と夢世界に訪れた人間の仲介を行います。
SCD-1003は人間を不可視の手段によって俯瞰視点で観測しており、人間の人生の一幕を「物語」として見て、その観客として鑑賞することを好みます。SCD-1003はいくつもの物語の鑑賞を行った結果、近い未来の推測が可能です。
SCD-1003は多数の人間を鑑賞した上で気に入った人物及び人間関係(SCD-1003-1と呼称)を見つけると、それに対して集中的に鑑賞します。
SCD-1003はSCD-1003-1に対してはあくまで観客であることを好み、関与については消極的です。しかし、必要であれば最低限の干渉を行い、自らの手でSCD-1003-1の状況を変化させます。これはSCD-1003が手を出さないことで理不尽や不条理な出来事が起き、興が削がれることが予測される際に行われることが多く見られます。
SCD-1003は人間の人生を物語と称する通り、その鑑賞物には感情を上下させる「ドラマ」を求め、幸せな結末を迎えるものを好む傾向があります。SCD-1003はそういった結末を見ることを望みますが、そのための干渉は原則行わず、SCD-1003にとって納得のいかない結末があろうともSCD-1003はその物語を享受します。
以下の情報の閲覧には、セキュリティクリアランス4以上が必要です。 今から千年以上前に描かれたとされる、悪魔たちを描いた絵画『罪なる者たち』が████年██月に発見されました。 『罪なる者たち』は損傷が激しく、複数人の悪魔が描かれているということが推測されるものの、描かれている悪魔のうち容姿がはっきりと分かるのは現在2人のみです。 その1人はSCD-1003との類似性が指摘されています。また、もう1人は角などに損傷箇所がないSCD-2001 【成り行き任せ】と類似してることが確認されています。 SCD-1003、SCD-2001に確認を行いましたが、これについての明瞭な返答はありませんでした。